ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.8.7 13:21ゴー宣道場

第49回「ゴー宣道場」アンケート回答(その1)


8月2日に開催された第49回「ゴー宣道場」の
アンケート回答です。
当日は松竹伸幸氏をゲストに迎え、
安保法制や慰安婦問題、そして
戦場の性の問題なども議論しました。

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◆松竹さんのお人柄がとてもよかったです。
どんな人かと思っていましたが、とても温和そうな方でした。
やはり司会は笹さんがよろしいかと思いました。
(東京都・47歳男性・会社員)

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わしも司会は向いてないと悟りました。はい。

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◆男性の師範の方々のお話しより、やはり笹さん、
泉美さんのお話しの方がすとんと腑に落ちてきました。
私は子供はいませんが、別個の人間ではあるけれど、
我が子というのはやはり自分の分身のように
感じるところがあるのだろうなと思うし、兵隊に
とられるというのは文字通り、身を切られるような
辛さという泉美さんの言葉が、女性としてのいちばん
率直な感覚だと思います。
(長野県・37歳女性・会社員)

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現代の国防婦人会みたいな右派系の女性より、
安保法制で徴兵の心配してる女性の方が
自然です。

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◆泉美さんの、子が戦争に行くときは身がちぎれる
ばかりの感覚になるというお話に、男の自分も
苦しくなりました。
たしかに母が子を思う愛情は強烈で、それが、
女の愛国心は信じられないということに
繋がりやすいのかなと感じました。
(東京都・37歳男性・CGデザイナー)

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子を育てるのが母親の公ですよ。

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◆女性の戦争についての思いを聴けてすごく
ためになった。
腹をいためて産むという事を男はできないが、
母性というものの片鱗を垣間見た気がしました。
息子の特攻隊への志願を「裏切」ととらえる
母親の感覚はとても大事で重要なものだと思いました。
(東京都・44歳男性・会社員)

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わしもそう思う。

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◆笹師範の遺骨採集について、左右のイデオロギーの
文脈に集約するのが迷惑というのは「なるほどな」
と思った。しかし同時に「母性」を感じ「ここまで
育てたのに悔しい」という感覚があるというお話しに、
正直にゾッとした。
母性は、ここまで男を支配するものなのか。
母性から外に出ることは出来ないのだろうか。
(東京都・28歳男性・営業)

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鋭い感性だな。
笹さんって我が子でもなく、祖父の世代の男たちに
母性を感じるのだから恐いよね。
でも旧日本兵のためには貴重な存在です。

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◆私はゴー宣道場に参加させてもらっていることもあり、
安倍晋三の顔を見るのもいやなほど嫌いですが、
ゴー宣を読んでいなくても、きっと安倍晋三のことは
生理的、本能的に嫌いだったと思います。
言っていることが深刻でも、本人はいたって軽く、
本能的に信用できません。
いさましそうなことを言っていても、本人は
いさましさをともなう行動するつもりが全くないことも
本能的にわかります。気持ち悪くていい加減、
女に嫌われる要素を備えているのです。
(東京都・40代女性)

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女性誌でも嫌われてるからなあ。

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◆笹師範が仰った「醜い2号」という言葉が、
安倍の本質を表していると思います。
男(アメリカ)に気に入られようとして、あらゆる
姑息な手段を使う。そして、そんな2号に付き従う
間男のような自民党議員や言論人。
そうしたいやらしい部分に、市井の人々が
Noを示しているのだと思います。
(福井県・25歳男性・遺跡発掘作業員)

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ネトウヨはモテないね。

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◆手を挙げられた女性のお話で、女性は出産に
命をかけるので男性は戦場で命を…という発言が
ありましたが、同じ命をかけるにも、内容が
男性のほうがつらすぎると思う。
男と女は役割が違うと言ってもらったほうが
まだすっきりします。
(東京都・43歳男性・SE)

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女は出産、男は戦争、それが本質だと思うな。

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◆笹先生が、遺骨がかつての戦地で埋もれて
いるのを見て、母親の気持ちになると話されたとき、
“卑怯者の島”で描かれていた、兵士の家族が
心配している姿と、心配されているその兵士の
無残な死に様の対比が重なり、一段とリアルな
印象をもちました。
(神奈川県・28歳男性・大学院生)

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昔の若者は母親への愛情が強いからな。

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◆中国脅威論を唱えている安倍政権は空想ばかりを
無理矢理想定してでも米軍と一体化していこうと
しているが、その中国の脅威(ガス田開発など)を
政権の外交失敗によって引き起こしてしまった
という矛盾を国民が気付き責めていかなければ
ならないと思いました。
(千葉県・20歳男性・大学生)

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外交をまずしっかりやらなきゃ。

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◆前半疲れで睡魔に襲われたが、マイクトラブルの時
小林先生が“時浦上等兵”と言って、卑怯者の島を
読んだばかりだったので爆笑して一気に目がさめました。
毎日仕事仕事で、政治のことも全然わかってなくて、
自衛隊や国防の事が大変な事になっていると知り、
日本はどこまでアメリカ追従なのか!!と情けなさと怒りに
涙が出ました。
女性として笹さんの“死ぬ場所がここか!?”という思いは
コトバを聞いて胸がいっぱいになり泣けました。
(千葉県・49歳女性・販売)

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時浦上等兵、冗談通じないよ。

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◆先生方のなるほどと思えるお話が次々展開されて
いったので、振り返ってみてもあっという間だったという
感想になってしまいます。すみません。
「中韓に外交面で負けている(屈している)→
軍事面で対するしかない→米軍依存」という見解は、
なるほどと思いました。
(女性のお二人があまりに美しくびっくりしました。
見とれてしまいました。できれば起立して
話してほしかった…!!)
(宮城県・42歳男性・教員)

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今度、起立させましょう。

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◆2部の中で「歴史的強者に位置する自分は
韓国に対してあまり攻撃的な気持ちになれない」
というようなニュアンスを小林先生はおっしゃいましたが、
その気持ちは差別的な発言ではなく人間には
必要な感覚だと思いました。
その感覚がないと和解は難しいと思います。
(千葉県・51歳男性・自衛官)

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はっきり言って、同格と思って「嫌中」してる奴らって
大人げないよ。

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◆慰安婦問題については松竹さんの意見に概ね
賛成です。また今後の戦争においても慰安婦は
必要だと思います。戦場における男性兵士の
性欲処理が、友軍の女性兵士や現地の民間人を
強姦することになるより慰安所を整備する方が
絶対にいいと思います。
その際の慰安所の運営や慰安婦の募集は、
厳格な規準を設けて行わなければならないと思います。
(東京都・18歳男性・学生)

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合理的に言えばそうなんだけど、「女性の人権」が
国際的に叫ばれる状況で、それをやるのは
難しいだろうね。
アメリカがそんな国とは同盟できないと言うから、
「慰安婦付き軍隊」を持ちたいくらいだけど。

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◆慰安婦や女性と戦争、軍事のリアルを追求しよう
とする議論がとても参考になりました。特に 
1.小林先生が過去「強制連行の有無」に
フォーカスして慰安婦問題を議論していたと
思いますが、近年、慰安婦の実態や多様性を
より重視しており、またそのことを自身の男女性差に
関する認識の変化(成長?)と関連づけて率直に
吐露されていた姿勢
2.米軍における女性兵士の性的被害について
語られた際、自衛隊の実態にも触れられたこと
などは非常に公正な姿勢であったと思いました。
(神奈川県・34歳男性・海上自衛官)

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こういう冷静な理解ができる自衛官がいるのは
頼もしい。

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◆憲法九条と沖縄戦をテーマにぜひもう一度、
松竹氏をゲストに議論を深めていただければと
思いました。
松竹氏の相手を理解しようという誠実な姿勢は、
よしりん先生とつながる部分があるので、
実りのある議論になると思います。
(埼玉県・42歳男性・地方公務員)

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松竹さんの都合が合えば、次回にでも
やりたいのですが。


小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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